面白くなかった。
夫婦愛というテーマ自体は悪くないと思ったのだが、お爺さんの行動がおかしかった為に話に入り込めなかった。
お爺さんは、お婆さんが見たがっていた海との結婚式を実現しようと奔走していたようだが、式に使うゴンドラが希望していたものとは違う、という事で怒ってしまった。
僕がおかしいと感じたのは、ゴンドラを予約する時に「海との結婚式で使うゴンドラを貸して欲しい」と言っていなかったらしい事だ。(店の主人が嘘を言っていなければ、だが)
お婆さんが若い頃に見てみたいと言ったイベントに使うゴンドラの予約をするのに、言い忘れる事があるだろうか?
もし言ったとするならば、店の主人の手落ちという事が考えられるが「海との結婚式に使うゴンドラ」を聞き間違えたり聞き逃したりするだろうか?(店の主人がうっかり者であればそういう事も有り得るが、店の主人は今回初めて出てきたキャラなので判断できない)
仮に、お爺さんが言い忘れてしまったとしよう。
そうであるなら、どうしてお爺さんはゴンドラ探しをしないで諦めてしまったのだろう?
愛するお婆さんを喜ばせたい気持ちがあるなら、必死になってゴンドラを探すのではないだろうか?
お爺さんがお婆さんと別れてからどれだけの時間が経ったのか分からないので、もしかしたらゴンドラを探して探して探しまくって、ようやく借りられた、と思ったら違っていた。という展開だったかもしれない。
もし、そうだったら怒るのも仕方が無いが・・・
何にせよ、肝心な部分の描写が欠けていた事は間違いない。
カテゴリ:ARIA The NATURAL