土曜日, 2月 11, 2006

地獄少女 18話

今回はもう一つ踏み込みが足りないと感じた。
足りないと感じたのは、犬と美紀の関係(絆)だ。
僕は、下野に犬が殺されても、下野に殺意は抱かなかった。
というのも、美紀が犬の事をどれだけ想っているのかが描かれていなかったからだ。
柴田親子のエピソードを入れるくらいなら、彼女の事をきちんと描けば良かったのだ。

せめて、2話や6話のように、被害者に同情できるようなエピソードを見せて欲しかった。
正直、美紀に「さっさと犬殺してもらって、とっとと逃げればいいのに。」と思ってしまった。
これでは4話の犬話と同じだ。
たった1分でいい。
美紀と犬の関係(楽しかった事や家の留守番を一緒にしていた思い出とか)を描いてもらえれば、下野に憎しみを抱く事が出来る。
そうでなければ、下野が犬達を残酷な方法で殺す描写を入れれば良い。
犬の餌に毒を盛り、犬が死ぬまでの間、犬が苦しむ様を無表情にじっと見続けるとか、足で犬の首を踏みつけ、犬がキャンキャン苦しむ泣き声を聞きながら、犬の首の骨を折る、とか。
まあ、この辺の描写は規制等で出来ないのだろうが。

いつも思うことなのだが、地獄少女は、脚本家の力量がが如実に出て来ると思う。
上手い脚本家であれば、恐怖を感じたり、トリック等で感心する事が出来るが、下手な脚本家だと、恐怖もトリックも何一つ感心出来ない。
残り話数が少なくなってきたので、今後の展開が楽しみだ。




見所

















美紀







閻魔あい


カテゴリ:地獄少女