面白くなかった。
主人公であるカズキの人間関係はきちんと描けていたが、肝心のカズキの平穏な日常描写とキャラクターを立てないまま話を進めてしまった所がいけない。
それらを描かないと、どうしてカズキが文字通り命懸けでトキコを助けたり、ホムンクルスの恐ろしさを体験し、トキコに日常に帰れと言われたにも関わらず戦う道を選んだのかの説明がつかない。
カズキがトキコを助けに入ったシーンを見て、僕は思わずアニメ版「まほろまてぃっく」のバスジャックシーンを思い出してしまった。
今回のカズキが取った行動は、全くそのままだった。
あと、よく分からなかったのは、トキコがカズキの携帯にメールを送っていたが、あれはどうしてなのだろうか?
トキコの思想からすれば、カズキは自分がホムンクルスに殺された事も知らないままの方が良いはずなのに、何故わざわざ教えるような真似をしたのだろうか?
それを除けば、トキコもキャラクターの整合性は取れていたと思う。
期待していた作品なだけに残念だ。
とはいえ、蝶野の変態行為を見ずに切ってしまうのは惜しい作品なので、視聴は継続するつもりだ。
カテゴリ:武装錬金