水曜日, 12月 28, 2005

地獄少女 12話

今回は、沢井と深沢の変わった心中物語が中心だったが、閻魔あいが自分のしている事にも疑問を感じ始めるという話だった。
Aパートは沢井のひきこもりネット生活と沢井を登校させようと奮闘する深沢に興味を持ったが、Bパートで沢井が深沢の熱意にどういう訳か打たれて登校するようになってからおかしくなり始めた。
沢井が引きこもりになった理由が、自分を回りのクラスメイトに合わせる事が大きなストレスとなり、ついに耐え切れなくなって不登校になったという。
沢井の言い分は分からなくも無いが、出来る事なら沢井が引きこもっていた間に、クラスメイトに合わせて行動する辛さが分かるような回想を入れて欲しかっ た。
そもそも、沢井が引きこもっている原因を先延ばしする理由がどこにも無かったのでは無いだろうか?
むしろ先に原因が分かった方が、手前勝手な理由で深沢を殺そうとする沢井の痛々しさが良く伝わるのではないだろうか?
また、沢井をも上回るような深沢の、これまた手前勝手な自殺願望は何なのだ?
深沢もまた、ストレスが溜まっていて、欝が入っていたのだろうが、どうして沢井に地獄送りにして欲しかったのか分からなかった。
死にたいのなら手前で首を括るなり、ビルから飛び降りるなり、密閉空間に練炭持ち込んだり、電車に飛び込むなり、リストカットするなり、勝手にやれば良
かったのではないだろうか?
何故、自分のクラスの生徒にそういう事をさせるのだ?全く理解出来ない。

もっと理解出来ないのは閻魔あいだ。
あいは深沢に説教をしていたが、だったらそもそもお前がそんな仕事(?)をしなければ良いだけではないだろうか?
何故、地獄送りにする必要があるのだ?
怖い思いをさせて、反省させれば済む話ではないのか?
一体何の権限があって、閻魔あい一味は復讐代行と言う名の殺人を犯しているのか?
その辺りの謎は、これから徐々に明らかにされて行くのだろうが、全くもって気分が悪い。
余計な一言が入ったお陰で、教師と生徒に抱いていた怒りが、あいに向かってしまった。
あいの説教が無ければ、痛い教師と痛い生徒のヘンテコ心中物語で終わっていたのに。




見所







ヒッキー沢井。
中の人は水銀燈じゃなかった田中理恵






閻魔あい


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