今回は2本立てだったが、Aパートが今一つ面白くなかった。
訴えたい事は分かるが、もっと効果的な伝え方があったのではないかと思った。
アイカが感じた寂しさを表す「私が居なくても・・・」という台詞をキーワードとして話を作れば良かったのではないかと思った。
例えば、こんな話ではどうだろう?
アイカが風邪で休んだその日にアカリとアリスが見舞いに来る。
2人の見舞いに喜ぶアイカ。
練習に戻る2人に向かって「私が居ないからって、サボッたりしたら承知しないわよ!」「あと、もうお見舞いに来なくても大丈夫だから。」と釘を刺す。
2日ばかり微熱が続いた所で暇を持て余すアイカ。
アイカはアキラに生クリームの乗ったプリンが食べたいとねだって買ってきてもらう。
アキラは途中でアカリとアリスに会ったとアイカに話す。
アイカが様子を聞くと、2人ともアイカの言うことをちゃんと聞いていて、アイカが居なくても真面目に練習している事を知る。
感心感心と悦に入るアイカ。
そこから更に2日ばかり微熱が続く。
暇なアイカはアカリとアリスが見舞いに来ない事に苛立ち始める。(自分が来なくていいと言った事をコロッと忘れている)
2人とも薄情だわ!と思った所で、2日前のアキラの話を思い出す。
『アイカが居なくても2人とも真面目に練習していたぞ』
ここでアイカは、もしかして私が居なくても世の中に何一つ影響は無いんじゃないか?2人が見舞いに来ないのは私の事を忘れてるんじゃないか?と疑心暗鬼に陥る。
寂しくなって泣いている所にアカリとアリスが見舞いにやって来る。
アリスは、アイカが見舞いに来なくても良いと言っていたけど、アカリがアイカが寂しがっているだろうから見舞いに来た、と事情を話す。
アカリはアイカに生クリームの乗ったプリンを渡しながら、アイカが居ないと2人で練習しても詰まらないと言う。(アリスも同意する)
自分が必要とされている事を知り、アイカは喜びの涙を流す。
Bパートだが、相変わらずアイカがアルを意識する理由が分からなかった。(「好きだから」と思うかもしれないが、いつから、どうして好きになったのかを示していないといけない。僕の記憶ではアルを好きになる理由は未だ示されていない。)
なので、アイカの緊張や、アルに褒めて貰って滅茶苦茶嬉しい!といったアイカの気持ちに共感出来なかった。
アイカがメインの話だけに残念だ。
カテゴリ:ARIA The NATURAL