これは酷い。
舞台は地球のようだが、どういう訳か普通に天使やら悪魔やらが存在している。
どうして地球上に悪魔の建造物があるのだろうか?
一応人間らしきキャラクターが出てきたが、彼等はどこに住んでいて、どうして悪魔を退治する為に活動しているのだろう?
世界の説明をせずに物語を進めるのはやってはいけない事だと思う。
また、キャラクターも言動が一致していないのもまずい。
特に天使のフロンの言動が酷い。
悪魔を暗殺する為に派遣され、悪魔の棺桶にあらゆる武器で攻撃しておきながら、ラハールに対しては「暴力はいけません」ときている。
ふざけているにも程がある。
もうこれだけでも見る気を失わせるのに十分だ。
脚本家は自分の脚本をちゃんと見直したのだろうか?
監督は脚本におかしな点がある事に気付かなかったのだろうか?
「天罰・エンジェルラビィ」や「大魔法峠」や「撲殺天使ドクロちゃん」もそうだったが、こういう作品を世に送り出そうとする連中の気が知れない。
もしこの作品に価値を無理矢理見出そうとするならば、「悪い作品の見本」といったところだろうか。
カテゴリ:アニメ