日曜日, 4月 09, 2006

おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~ 第02話

詰まらない。
前回は不愉快な話だったが、今回は詰まらない話だった。
今回の話のメインとなる男の子の気持ちに感情移入出来なかった。
僕としては、女の子にモテる兄をただ僻んでいるだけの弟ではダメなのだ。
それに加え、せめて野球だけでも兄に勝とうと必死になって努力するけど兄に敵わない、という描写が無ければいけないのだ。
どこのポジションかはわからないが、兄に勝って兄を見返してやる!と影に日向に必死になって一生懸命努力する姿を描いてくれれば良かったのだ。
必死になって、必死になって、必死になって練習したけど、(弟からして見れば)殆ど努力していない兄が認められ、ちやほやされる姿を見せつけられれば、 「どうして兄貴ばっかりチヤホヤされるんだよぉ!?オレ、こんなに頑張ってるのによぉ!?何でだよぉ!?」と怒りと虚無感に襲われる事だろう。
ここまで精神的に追い詰められれば、兄を憎むだろう。
これくらい描いてはじめて悪夢魔法にかけられても問題ないレベルなのだ。
マイメロという作品からするとここまで描いてしまうのは行きすぎなのだろう。
だが、前期の最後の方から前回まで酷い話が続いている為、僕の中でのハードルが高くなってしまった。
酷い話が続くとその作品に対する評価がどうしても低くなってしまう。
それを取り戻すためには、より質の高い話を持ってきてくれないと元の評価には戻れないのだ。
今の僕には、前期のマイメロの39話「お母さんに会えたらイイナ!」レベルの話でないとダメなのだ。
だが正直、今後のマイメロで「お母さんに会えたらイイナ!」レベルの話が出てくるとは到底思えない。

前回僕はこう書いた。
> 一応、次回も見るつもりだが、次回がダメだったら見切るかもしれない。
予告どおり、僕は今回でマイメロを切る。
ついでに、買い揃えていたDVDも全て売り払う積りだ。



最後に、僕がここ最近のマイメロを見て思った事を書きたいと思う。

「おねがいマイメロディ」は、ダークパワーの精と戦う展開にしてしまったのが失敗だったと思う。
更に僕にとって致命的だったのが、前期の最終回でマイメロママが柊に説教していた事だ。
この行動が僕にとって非常に癇に障った。
奴は何様なのだろうか?
たかだか一市民の分際で王様や王妃様を差し置いて柊に説教とは。
空気の読めないマイメロの母だからなせる行動なのだろうが、流石にあの場面に出てきて欲しくなかった。
この感情を引きずったまま、初回で再び奴が出てきてしまった。
もうこれでアウトになってしまった。
よりにもよって一番出てきて欲しくない奴が召喚獣として出てきてしまったのだから。

アニメど根性ガエルの最終回の酷さに嘆いた一部のファンが、
その3~4回前の話「恋と祭りとピョン吉 前編・後編」を最終回としたそうだ。
僕もそれに倣い、「おねがいマイメロディ」の最終回を39話「お母さんに会えたらイイナ!」にしたいと思う。




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