月曜日, 4月 10, 2006

BLACK LAGOON 第01話

詰まらない作品だった。
主人公の設定は分かったが、主人公の気持ちが急激に変化した事と海賊達がどうして主人公に自分達の事をぺらぺら喋るのかが分からなかった。
まず、主人公の気持ちが急激に変化した事を自己分析していたが「これがストックホルム症候群というやつなのだろう」の一言だけで片付けてしまった。
これは酷い。
いくらなんでも数時間で自分を拉致した犯人達に同情の気持ちが起こるはずが無い。
原作者はストックホルム症候群について、きちんと調べたのだろうか?
>「ストックホルム症候群」とは、「被害者が犯人に、必要以上の同情や連帯感、好意などをもってしまうこと」を言います。
>これは、誘拐や監禁などで犯人と接触する時間が長い場合に起こります。
ただたんに言葉の意味だけをなぞって、それを使ったのだとしたら最悪だ。
主人公の場合、たかだか数時間の監禁時間なのにも関わらず、犯人達に対して憎しみの感情が消えている。
それどころか、犯人の一人と飲み比べをする始末。
主人公は本当は犯人とつるんでいたんじゃあないかと思えるくらい、不自然な心の変化だった。

犯人側も犯人側で、どうして主人公に対して犯行計画をペラペラ喋ったり、自分の過去話をしたりするのだろうか?
そもそも何故主人公を拘束しないのだろうか?
いくら抵抗し無さそうに見えても普通、人質が逃げないように、また、反抗しないように拘束もしくは監禁するのではないだろうか?
犯人達はイキがっていた割には実は素人なのではないだろうか?
もしかしたら、僕のような素人が思いつくような「身代金目的の犯行における犯人としての行動」は間違いで、この作品に出てくる犯人達の行動が実は正しいのかもしれない。
そうかもしれないが、どうしても不自然さは拭えない。

視聴はAパートが終了する前に切った。
もう二度と見ない。



カテゴリ:アニメ