金曜日, 6月 02, 2006

こてんこてんこ 第35話

今回はAパートが面白く、Bパートは少々説教臭く感じた。
Aパートは天の星が優勝品でこてんこチームと男爵チームが競いあうといういつもの展開だった。
ただ少し違ったのは、こてんこ(今回はまてんこにするべきか?)や男爵が競い合うのではなく、彼らをモデルに美容師達が競い合うという方式を取っていた。
今までとは違ったパターンだったものの、結局はまてんこと男爵のバトルに発展してしまった。
お約束と言ってしまえばそれまでかもしれないが、もう少し変わった展開にして欲しかった。
ただ、毛生え食品を食べて髪以外の所がボーンと伸びたりする所や、エンジェルリングが髪のように寝癖がつく性質を持っていたという設定は面白かった。
これを言っちゃあお仕舞いかもしれないが、女王様が新しいエンジェルリングをてんちゃくさせれば済むのではないかな?と一瞬思った。

Bパートはおもちゃを大切にしようというテーマの話だった。
たが「おもちゃを大切に」というテーマを訴える割には大事にされていないおもちゃの描写が弱いと感じた。
おもちゃを修理するおじいさんの回想の中で捨てられたおもちゃを集めるシーンがあるのだが、そこでは捨てられたおもちゃを淡々と拾うおじいさんの姿が描かれていた。
僕にはあれでは不十分だと感じた。
大人が見る分には、おもちゃがどういった経緯で捨てられたのかを想像する事が出来るが、小さな子供には想像する事ができない。
ただ壊れた、汚れたおもちゃをおじいさんが拾って修理しているだけだ、としか感じられないのではないだろうか?
おじいさんが見ている前で子供が「こんなのいらないや!捨てちゃえ!」とおもちゃをゴミ捨て場に捨てていくような描写や、おもちゃを乱暴に扱って破れたり壊れたりする描写があれば、おじいさんが集めて修理したおもちゃがどれだけぞんざいに扱われていたのかが分かるのではないかと思う。
あと、おもちゃに自分達の気持ちを喋らせた方が良かったのではないかと思った。(喋るのは天の星の力で、という事にしておけばOKだろう)
修理されたおもちゃ達は口々に言う。
「僕は腕が取れちゃっただけで捨てられたんだ!無理やり腕を引っ張ったからなのに!」
「私はハサミで髪を切られた後、気持ち悪いって言われて捨てられちゃった。
私、この髪がお気に入りだったのに。何で切っちゃうのよ!?」
本当は已む無く捨てられたとか、親に間違って捨てられてしまった等、色々な事情があった方が良いのだが、今回のテーマに沿わせるなら「おもちゃを大切にしなかったくせに、勝手な理由でおもちゃを捨てるなんて酷い!」という意見のみ言わせれば十分だと思う。
これだけの描写があれば、今回の話は多少説教臭くても良かったと思う。

ところで、OPが変わったが無駄にキャラクターを動かしている。
一体、どういう風の吹き回しだろう?




見所



OPより
女王様可愛い・・・



OPより
皆で輪になってお昼寝



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カテゴリ:こてんこてんこ