金曜日, 9月 29, 2006

こてんこてんこ 第52話

最終回となる今回だが、魔王との決着を無理矢理つけたついでに余計なお説教をカマす終わり方だった。
大魔王をやっつけるのは悪くはないのだが、説教は勘弁してほしかった。
通常回でちょっとした説教をカマすくらいならそれ程気にならなかったが、最終回でそれをやられてしまうとげんなりする。
個人的には、大魔王との決着をつけないで普通に、『こてんこ達は、散らばった天の星を全て集めました。お仕舞い。』で良かったと思う。
それにしても驚いたのは、最終回で山上兄弟が出てきた事と、当然出てきてもおかしくないはずのルーが出てこなかった事だ。
個人的には、山上兄弟なんかよりルーを出して欲しかった。
そしてルーとこてんこブラザーズとの戦いを見せて欲しかった。
どうしてルーが出てこなかったのだろう?
今回の話で一番気になった事だった。
折角の最終回なのだから、出しても良かったと思うのだが・・・何故出さなかったのだろう?(もしかして子供たちが忘れていると思って出さなかった・・・?)
なんとも後味の悪い最終回だった。


全話を通して一番印象に残っている話と言えば、やはり卓球少女のアイちゃんの初登場の話(第17話のBパート)だろう。
本当に滅茶苦茶面白かった。(もちろん話ではなく、声が)
話として純粋に面白いと思ったのは、第18話のAパート(男爵達が性格を反転させる機械のお陰で良い行いをしてしまう話)と、第24話のBパート(不思議な花の水の効果でみんな格好良い顔になってしまう話)の2話だ。
この2話はこてんこてんこの中で抜群に面白かった。
こてんこてんこは恐らくはキャラクターギャグで引っ張る作品だと思うのだが、残念ながらこの2話に及ぶようなクオリティの高いシナリオは殆ど無かった。

最後に、初回から欠かさず見てきた「こてんこてんこ」だが、当初は「なんか設定がアンパンマンに似てるけど、出てくるキャラクターの造詣が(アンパンマンと比べて)キツいなぁ。1年もつのか?」と思ったものだが、何が気に入ったのか自分でもよく分からないが、気が付けば最後まで見続けてしまった。
全体的には面白い作品ではなかったが、第18話のAパートや第24話のBパートや福原愛ちゃんが声優に挑戦した第17話のBパートは印象に残っている。
こてんこてんこの前に今年始まったアニメの何作品かは終わったが、印象に残っているのは殆ど無い。
印象に残っている分、こてんこてんこはマシだったのかもしれない。




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