土曜日, 9月 02, 2006

SAMURAI7 第16話

今回も面白くなかった。
野伏せり軍団との死闘が繰り広げられていたが、気持ちが全く盛り上がらなかった。
本来ならば、農民達や侍達を応援するべきなのだろうが、そんな気持ちすら湧かなかった。
何故気分が高揚しなかったのだろうか?
これは恐らく、農民達がどれだけの想いを込め、どれだけの苦労をして米を作ってきたのか?
そしてまた、どんな想いで野伏せり達の理不尽な要求や暴力に耐え忍んできたのかが十分に表現されていなかったからだろう。
彼等の苦しさが分からないから、彼らが一生懸命に戦っても応援する事が出来なかったのだろうと思う。

今回の話で、僕にとって悲しい事はゴロベエが死んでもちっとも悲しくなかった事だ。
カンナ村に着くまでのゴロベエは良い味を持つ侍だった。
大道芸で命を賭け、カンベエが一目を置く佇まい、キクチヨはヘイハチ、リキチとのやり取りは今でも印象に残っている。
だが、カンナ村に着いてからのゴロベエは、すっかり影が薄くなってしまった。
カンナ村に着いてから、ゴロベエは何か記憶に残るような活躍を見せてくれただろうか?
少なくとも、僕の記憶に残るような活躍はしていない。
今回の戦いにおいても、他の侍と同じような活躍ぐらいしかしていない。(確かに見切りはやってくれたが、あれ一回きりでは印象に残るものではない。)
そんなゴロベエが死んでも、正直惜しくもなんとも無い。
ゴロベエを失った事で戦局が大きく揺らぎかねないような話にして欲しかった。

どうも最近のSAMUEAI7は初期の頃の勢いを失っている。
この調子で最終回まで行って欲しくない。
どこかでドカーンと盛り上げて欲しいものだ。




カテゴリ:SAMURAI7