金曜日, 9月 01, 2006

こてんこてんこ 第48話

今回はAパートは後味が悪く、Bパートまあまあ面白かった。
Aパートは、回収した天の星が男爵邸に落ちてしまったので、それをこっそり取り返す話。
仕方ないよね?仕方ないよね?と如何にも自分たちには非が無いように装いながらも、結局は男爵邸に忍び込んでしまうこてんこ達に腹が立った。
しかも酷いのが、何も悪い事をしていない男爵が痛い目に遭った事だ。
この作品が大人向けのブラックな作品だったら、こういう理不尽なギャグは許される。(視聴者は当然、承知の上で観ているからだ)
だが、この作品は幼い子供向けだ。
まだ善悪の分別がつかない子供に、こういう作品は見せるべきではないと僕は思う。
もし今回の話を幼い子供が真に受けてしまったら、例えばボールなりオモチャの飛行機なんかが他所の家の敷地内に入ってしまったら『家の人に見つからないように、取ってくればいいや。仕方ないもんね』と、他人の家に勝手に入る事を正当化してしまう。
今回の話だったらせめて、こてんこ達は夜明けまで待ち、男爵が居なくなった頃を見計らっておたかさんに話をつけて天の星を探す展開にした方がまだマシだと思う。(本来なら、男爵に話をつけるべきだが、男爵が素直に自分の屋敷にこてんこ達を入れる訳が無いから、敢えて男爵が居なくなった頃を見計らうような展開にした。)
ちゃんと人としての筋を通すような話にしないといけないと思う。
脚本家は、こてんこてんこはあくまで子供向けの作品という事を忘れずに脚本を書いて欲しいと思う。
Bパートは、からくり仕掛けが満載の塔のてっぺんに落ちた天の星を、こてんこ達と男爵達どちらが早く取りに行けるか?という話。
塔に入る為の罠をズルして抜けた男爵が、塔を上がるたびに仕掛けで痛い目に遭っていく展開は面白かった。
最後のだるま落しネタは、Aパートと被ってしまったのは残念だが、最後まで楽しめた。




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