月曜日, 8月 14, 2006

ゼロの使い魔 第07話

詰まらなかった。
姫から貴族の横暴を暴く手伝いをするのは良いのだが、その後の展開がいただけない。
才人も突っ込んでいたが、そもそも姫から金を貰う自体がおかしい。
姫の事を尊敬しているのであれば、姫の為に無償で働くものではないだろうか?(才人の無礼もあった事だし。)
そもそも、姫自らの依頼の割には金以外の支援が無いというのも何か妙な感じがする。
姫が本気で貴族の悪事を暴きたいと考えているのであれば、少なくとも住処ぐらいは用意するものではないだろうか?
もし、住処も用意できないのであれば、ルイズの領地に住んでいる平民の家を使わせてもらうとか、平民に命令して街に住処を用意させるとか、そうでなければ、才人がシエスタとかコック長に頼んで住処を用意してもらうとか、方法があると思うのだが、どうしてそうしなかったのだろうか?

また、金(支度金だろう)を貰ってからのルイズの行動も理由が良く分からなかった。
何故、高級ホテルに宿泊しようとしたり、馬を買おうとしたのだろうか?
ルイズの世間知らずっぷりを見せる為のエピソードなのか、任務の為に平民となったとはいえ、貴族としての誇りを忘れない為に少なくとも住処や貴族としてのステータスシンボルである馬は絶対に外せないという思想を示す為のエピソードなのかが分からなかった。
多分、前者なのだろうが個人的にはルイズには後者であって欲しい。

あと、酒場兼宿屋の店でアルバイトをしているルイズの態度もいただけない。
金儲けが目的でなく、金を貯めるのは友達である姫の目的を果たす為に必要な事だと割り切らないといけないと思う。
そういう気持ちでいれば、平民の男に失礼な事を言われようが、屋根裏部屋に寝かされようが平気で居られるはずだ。
僕にはルイズの気持ちが分からない。

あと、貴族の木っ端役人が嫌われている設定だが、僕にはただのスケベ親父にしか見えなかった。
役人が悪い奴として表わす事として、例えば店長が税金が重くて困っているシーンを入れるとか、アルバイトをしようと店に飛び込んでも、どうせ税金で持って行かれてしまうので人は雇えないと断られるとか、伏線を張って欲しかった。

一番酷いと思ったのが、ルイズが全く努力していないのにチップ獲得数一番となってしまった事だ。
散々客に酷い事をして、どうしてこんなところに泊まらなきゃいけないのかと文句を言っていただけなのに。
こんなふざけた話はない。

ところで、結局のところ平民の規範とならない悪い貴族は摘発出来たのだろうか?
僕にはそう見えなかった。




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