火曜日, 4月 11, 2006

吉永さん家のガーゴイル 第02話

酷い。
この作品もBパートまで持たなかった。
とにかく酷いのが家族の描写だ。
どうして両親(と兄)は軟禁されている自分の娘(妹)を迎えに行こうとしないのか?
居場所は知っているのに。
暴力少女も暴力少女で、なんだあの態度は?
飯が美味いとか、メイドが綺麗だとか、もうしばらく厄介になるとか言う、暴力少女のふざけた態度に涼宮ハルヒの憂鬱を見て高まっていた怒りゲージが一気に 最高潮に達してしまった。
僕は、ガーゴイルは吉永家全員に雷撃や火炎放射を食らわせるべきだと思った。

吉永家の、娘(妹)を何とも思わない態度はまほらばの1エピソードを思い出した。
まほらばでは、黒崎母子が母の実家の連中に拉致された。
鳴滝荘の面々は拉致される黒埼母子をボケっと見送り、更に実家で楽しくやってるだろうと心配もせずに過ごしていた。
吉永家の場合、娘が他人の家に厄介になっているのに、向こうの好意に甘え、ほったらかしにしている。
普通の神経と精神を持ちあわせている家族ならば、たとえ好意であってもすぐに娘(妹)を迎えにいくはずだ。
迎えに行かない時点で、人としてアウトだ。
(もし、吉永家の住人が暴力少女を疎ましく思っているならば、ああいう態度を取っても問題ない。だがその為には、暴力少女が吉永家においていかに嫌われているのかを描かなければならない。)
一生懸命に暴力少女を探すガーゴイルが健気で、更に哀れに見えた。
ガーゴイルは即刻、吉永家を辞去し元の怪しい道具屋に帰るべきだ。

どうしてこんな道徳心の欠片も無い作品を、公共の電波を使って放映するのか全く理解出来ない。
もう二度と見ない。



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